クリスマスローズの花でガーデナーの皆様の笑顔がみたい。東京から新しいガーデニングスタイルとクリスマスローズをお届けします。ヘレボルスの育種を行い日本人の感性と自然環境にあった新品種を育種し生産販売をしています。花とおしゃべりブログでクリスマスローズの育て方や花の病害虫対策、植物の魅力と楽しみ方とガーデニングの話題と写真画像をお楽しみください。開花株と種苗のお買い求めは若泉ファームのクリスマスローズ販売ネットショップと直売でお求めください。

2014年12月27日土曜日

絹の古葉切り

 
数日前にまだ緑を見せている絹の古葉を切り取りました。
画像は今日の昼頃の撮影。

古葉が残っていても絹の鑑賞にはそれほど問題はありませんが、古茎の堅さは尋常ではありませんので花茎が立ち上がってきたときには、その古茎の堅さが災いをして花茎が素直に立たなくなってしまう。

その為の古葉切りです。

本来なら枯れて茶色くなってしまった茎だけを切れば良いのだが、やはり鑑賞を意識してしまうと切らねばならない。

ハムレットの心境にはほど遠いのだが。

2014年12月23日火曜日

卑弥呼 咲く


F1の卑弥呼が咲いてきました。

NO.12をもらっています。

花弁が開き始めたのは10日近く前。

それから花弁が開き雌しべが開き始める、その時間が楽しい。

赤い雌しべの軸を持つ花弁と黄色い頭の葯、そのコントラストが卑弥呼の名前の言われ。

詳しい所は先のリンクで。

http://www.wakaizumi-farm.com/himiko-kurisumasuro-zu.html

2014年12月17日水曜日

何も足さない 何も引かない

 ウィスキーの会社、サントリー、そのコマーシャルのコピーの中に「何も足さない 何も引かない」と言うのがあった記憶がする。

ウィスキーは好きだが、どのようなものから作られているかと聞かれると、麦と答えるくらいしか知恵が無いのだがサントリーの広告部には名だたるコピーライターがいるというのは聞いたことがある。

何も足さない、これはたぶん余計なことはしない、何も引かないというのは手間を惜しまないと言うことではないだろうかと感じている。

このクリスマスローズの白、何も足さない、何も引かない、サントリーのコピーにはかなわないだろうが。

このクリスマスローズ白の子供達が来春には花を咲かせてくれる。

2014年12月15日月曜日

ヒメシャラの木の下にクリスマスローズを

天城産のヒメシャラです。
 
冬芽に夕方、日が当たると銀色に輝きいやがおうにも冬が来たことを知らせてくれます。
 
箱根あたりのヒメシャラと比べると若干ですが肌の色が赤銅色に染まりにくいと言われています
 
が、クリスマスローズと一緒に春の花を楽しもうとしたら、箱根でも天城でもそう変わりはありませ
 
ん。
 
このヒメシャラ、梅雨の蒸し暑さを清々しい白い花と緑の葉で吹き飛ばしてくれます。

 
梅雨の時期です。


 
今の季節、ヒメシャラの木の下には大葉ギボウシ・寒河江が葉を黄色くして、その脇には少しお
 
ませな赤のクリスマスローズ。
 
いかがでしょうか、庭にヒメシャラの木を植え、その脇にギボウシやクリスマスローズを植えこんで
 
みては。

2014年12月14日日曜日

ハイブリットの絹苗 新芽

 発根から約2年、発芽から1年9ヶ月。

初冬の日差しを浴びて新しい芽を伸ばそうとしているクリスマスローズの絹。

まだ、花が咲いてくるまでには2年はかかるだろうが来春に大きく拡がる葉芽を伸ばそうとし始めました。

この苗は、秋に販売した絹の苗と姉妹。

販売が終わる頃に4号のビニールポットに移し替えていて、すでにポットの底から白根が数本、顔を覗かせてくれています。

直売場に遊びに来られたお客様から聞くと、絹を購入した方の中にはポットの土をほとんど落として植え替えてしまったというかたもいるようだ。

ポットの土は自然に落ちるのは別にかまわないだろうが、まだまだ幼い苗、簡単に言うとオムツもとれていない赤子、それがこの苗。

それを無理に植え土をとってしまうと言うことは,オムツまではぎ取ってしまうことになる。
そうなると、この画像のように新芽が顔を覗かせて健康に育つことは難しくなってきて苗は貧弱で、育ちも悪くなること請け合い。

絹の限らず、小さなクリスマスローズの1年苗や2年苗、自分の身になぞらえて扱って欲しいと願うのは今の時代難しいのだろうか。



2014年12月8日月曜日

絹の種親 ニゲル



絹の種親です。

今年も12株作りました。
花を咲かせるのはたぶんこの半分。

実生のニゲル、15年間かけて絹の育種をしてきたなかで一番困ったことは、絹としての個性がなかなか表れてこないことでした。

ニゲルにチベタヌスを完全なセオリーを守って花粉付けを行っても、まずほとんどニゲルの花が咲いてくるだけで、イギリスのアシュウッドのピンクアイスと同じ組み合わせなのに何故と言うのがいつも頭をよぎっていました。

チベタヌスの花粉をニゲルに花粉付けをしても作れる種の数は1つのさやに数粒、通常ニゲルのさやにはどんなに間違っても10粒ほどの種が入るが、この組み合わせでは幾つの花に花粉を付ければ良いのか解らなくなったことを思いまします。

都合、種親として使ったニゲルは10年間で品種としては20を超えていたのではと思います。

育種を初めて8~9年ほどしてから、1つの組み合わせの系統に希望が持てる組み合わせが見つかったことが幸いしました。

そのニゲルは17~8年近くまえに園芸店を開くために勉強してきた店に、たまたま入荷した地堀のニゲルでした。

そのニゲルとの組み合わせだけが絹を比較的多く表す組み合わせで、現れてくる絹は多くの茎が立ち花の大きさも中輪、そして色はほぼ淡いピンクで見た感じは和紙のよう。

そのニゲルとチベタヌスの組み合わせが見つからなければ絹の育種は終わらせて、別の方向に行ったのではと思っています。

2014年11月30日日曜日

落ち葉とクリスマスローズ

 
東北や北海道では落葉の木々も葉をすでに落としている頃でしょうが、暖地の東京などでは今が
 
盛りと木々は葉を振るって冬支度。
 
落ち葉は庭に植えこんでいるクリスマスローズのお布団に。
 
庭に植えこんでいるクリスマスローズの葉を切るのは先の話。
 
花が咲いてくる春まで落ち葉を集めてクリスマスローズの周りを絨毯のように敷き詰め冬ごもりしま
 
しょうか。
 


女王 卑弥呼 咲く

つい先ほど、畑から連れてきた卑弥呼。

例年より一月ほど早い開花ですが、この卑弥呼にはアーリーパープルが入り込んでいるのではと

思っています。

2014年11月28日金曜日

地植えのクリスマスローズの狂い咲き

 
庭に植えこんでいるクリスマスローズも蕾をあげてきてしまいました。

鉢に植えているクリスマスローズの場合は、この季節よくあることですが庭に植えているクリスマスローズは初めてです。

植えている場所は花水木の下。
夏でも、そう土が乾燥する場所では無い。
5月頃から、ちょうど今頃の季節まではお日様はそう当たらない場所。


 
これは今日、切り取ったハイブリットの花茎です。
 
今年は残暑が少なくホッとしていたところですが、その影響というわけでも無く例年と同様幾つかの株に狂い咲きが発生しています。
 
綺麗に咲いてくるわけでも無く、花の季節を間違えての狂い咲きですので、容赦なく軸基から切り取ってしまっています。
 
原因は定かではありませんが狂って咲いてきたクリスマスローズの軸基を見ると原因が何となく解る気がする。
 
今、春に発生した茎の基に小さく固まっている蕾では無くて、春に発生した葉茎から花茎が立ち上ってきている。
 
気温の性でもなく、かといって施肥や水、夏の遮光でも無く、正確な原因は不明。

2014年11月27日木曜日

可愛い絹の蕾が膨らんできました

 
昨日一昨日と冷たい雨続きでした。
 
今日は一転し雲一つ無い快晴。
 
そんな晩秋の日に、お日様の光が大好きなクリスマスローズ、絹の赤い蕾が少しずつ膨らんできています。
 
蕾が大きくなったからと喜んでいてもピンクの花が咲いてくるのは遠い先。
 
来年の2月、それも中旬にならないと花を見せてくれません。
 
この二株の絹は、双葉を出してから5年。
 
発芽を見て、小さなポットに移し、それを繰り返す。
 
 
ネットショップで買った絹の苗を一部の客は勝手気ままに根を解して水洗い。
 
これは絹だけで無くクリスマスローズの禁じ手。
 
ブログをしっかりお読みいただいているお客ならそれは行わないが、一部にはどうも世間に流布し
 
ている情報をありたがる向きがあるようです。
 
クリスマスローズの栽培では出来る限りオーソドックス、当たり前と言われることを当たり前に行っ
 
ていれば、そう易々と腐らせたり枯らしないで花を見られる。
 
 
今年の春先、お客様に、もしかしたら絹になるかもよと差し上げた絹の苗。
 
肥料などだけで無く栽培の基本を守っているようで、見事な苗になっているという。
 
それも、ニゲルでは無くこの上なく可愛い絹に。
 
この記事を読んでいたなら、苗の写真をメールに添付して送ってくださいな。
 
 

2014年11月20日木曜日

日本スイセンとスイセンガリル


 
日本スイセン。
 
 
いつ頃から庭にあるのか全く解りません。
 
 
子供の頃には庭の片隅に寒くなると咲いて、清々しい香りを放していたことだけは覚えています。
 
 
クリスマスローズを日本スイセンの隣に植えこんでいるて、この日本スイセンの花が終わり少しず
 
つお日様も高くなる頃、クリスマスローズの花に席を譲ってくれます。
 
 
 
スイセン、ガリル。
 
Googleで「ガリル」と検索すると、スイセンのガリルは出てこないで、イスラエルの機関銃がヒットす
 
る。
 
イスラエル製の軍用機関銃に「ガリル」というのがある。
 
そうなると、この清楚なスイセンガリルが可哀想になるですが。
 
 
 

2014年11月16日日曜日

土と糸の休み時間 二人展 神楽坂パルスギャラリー

 
松原淳子(陶) 馬場節子(織) 二人展  土と糸の休み時間  染める 咲く
2014年11月12日(水)~17日(月) 11:00~19:00  最終日は16時まで
東京新宿区神楽坂2-21
 
明日17日までです。
 
 
 
新宿 神楽坂は都心とは思えぬ静かな住宅街を背後に、南には理科大などの大学のビル。
 
その駅から、少し昇った住宅街の中に神楽坂パルスギャラリーがあります。
 
アンモナイトはパルスの象徴。
 
 
 
 

パンフレットには、器は日々使って考えて心ゆくまで楽しむもの、、、、と。

そして織りは日常の忙しさの中に、無心で機に向かい、心を休める「休み時間」、、、。


 
 
千年の命を持つと言われる和紙を撚りをかけて作った紙布と裂織。

 
 
器にはクリスマスローズの絵柄、そしていらなくなった古布をほどき紐状にして作った
裂織の数々。

器や裂織、紙布も日常の生活の中で人々に親しまれてきました、も一度姿を変え多くの人に見直していただきたいとの二人の気持ちが作品群の中に現れているようです。

 
併設されているカフェーでは挽き立てのコーヒー、香り豊かな、そして贅沢な時間と友達との
おしゃべりが楽しめます。

 


 
 
 
 
 

2014年11月12日水曜日

原種のシクラメン 肌寒くなると目を楽しませてくれます

園芸店には色とりどりのシクラメンの鉢花が入荷してきて、いち早くクリスマス商戦が始まってきているようです。

このピンクの花は原種のシクラメン。
園芸用に改良されたシクラメンではありませんので派手さは少し足りませんが、丈夫で可憐さでは他のシクラメンにひけはとりません。

数年前の今頃、立ち寄った園芸店で買い求めてそのまま鉢に植えこんでいたもの。
花は綺麗に見せてくれるのですが、その花が終わり葉も枯れてくるとハウスの片隅に追いやられて水も満足にもらえず夏を越しています。

それが性に合っているのか、毎年肌寒くなってくるといつの間にか花を咲かせてくれ、クリスマスローズの花が咲き始める頃までの一時、目を楽しませてくれています。

2014年11月9日日曜日

「土と糸の休み時間」 神楽坂パルスギャラリー

 
「土と糸の休み時間」。

とてもおしゃれなタイトルの二人展が、東京新宿神楽坂で開かれます。

学生時代に染色の研究室で机を並べて染色の話をしたりしていた仲良し二人。

松原淳子さんと馬場節子さん。

松原さんは陶器、そして馬場さんは織りと、その2つの作品を「土と糸の休み時間」として開催されます。

ちなみに、松原さんの陶器に描かれているクリスマスローズ、このクリスマスローズは若泉ファームで作られた花。

嬉しいことこの上なく、13日には押っ取り刀でお二人の作品を見に行こうと思っております。

松原淳子(陶) 馬場節子(織) 二人展  土と糸の休み時間  染める 咲く
2014年11月12日(水)~17日(月) 11:00~19:00  最終日は16時まで
東京新宿区神楽坂2-21

神楽坂パルスギャラリー

感動の一時をお楽しみください。
 

 
土と糸の休み時間  染める 咲く 作品



2014年11月7日金曜日

園芸ガイド1月号の読者プレゼント

 
12月8日に主婦の友社から発売される園芸ガイドの編集者から、本の中での読者プレゼントに使う卑弥呼の画像が届きました。
上の画像がそれです。

今年の春と秋に取材にこられて協力をしていましたが、編集者より読者の方へのプレゼントで何かないだろうかと相談を受け、それなら赤のクリスマスローズ、それも花はもとより雄しべの軸、そして花茎も赤、その卑弥呼をプレゼントすることにきまりました。

ネットショップでの苗販売での人気は絹の次で糸ピコティのシングルと競争しています。
プレゼントする苗は5株、3号のポットに入って販売する卑弥呼とは別の棚での管理、うっかりして販売してしまうとプレゼントになりませんので、この5株だけは1月末まで特別扱い。

来月、8日には園芸ガイドが全国の書店で販売されますので、もしお求めのさいには卑弥呼プレゼントに応募していただけるとありがたいと思っています。

なをクリスマスローズの記事内容に関しては、編集者との約束で月末までの秘密事項。

2014年11月4日火曜日

ニゲル アネモネ咲き


クリスマスローズの葉切りとスイセンガリル

真っ白で清楚なスイセンガリルの葉が伸び出してきています。

このガリルの白い花が咲き誇る頃がクリスマスローズの古葉切りのシーズンイン。

クリスマスローズのビギナーの方々だと、どうも古葉切りが早すぎる傾向になるようで、昔はやったコマーシャルに、「ゆっくり行こうよどこまでも」とか「そんなに急いでどこに行く」という言葉を真似した方が良いのではと思うこと仕切り。

写真の中央に見えるギボウシ、これもまだ葉が青々としている。
手前に葉だけを見せているクリスマスローズも葉は青青。

ハウスに遊びに来られるお客様達からも、クリスマスローズの古葉切りはいつが良いとよく聞かれる。
焦ることはないよ、来年になってでも良いから今年花が咲いた株だったり、蕾が大きくなって花茎が伸び出す頃になると,横に葉が倒れるからその頃でも遅くは無いよと。

仕事を旨としている生産者は早くクリスマスローズの花を切る方もいるし、ゆっくりと切る方もいる。
それはクリスマスローズの生産をしている栽培環境によってで、実際はだいぶ本なんかに書いているのとは違う。

自分の所では,クリスマスローズの古葉切りの目安としてスイセンのガリルが半分近く咲いてきた頃、其れを目安にしている。

2014年10月30日木曜日

うふふふふのクリスマスローズ 暖冬かも


 つい、つい、うふふふと言ってしまいたいようなクリスマスローズ。

気象情報を見ると、こんどの冬は暖冬の模様と、そして暖冬の冬は関東地方では大雪になるのではと言っている。

冷たい北の高気圧が日本を覆い、低気圧の中心が日本列島の八丈島あたりをとおると東京は雪になる可能性が高くなると言う。

暖冬が良いのか、それとも極端に寒いのが良いのか、そのときにならないと解らないのが良いのかもしれないが。

少なくとも、正月頃までは寒さが厳しい方がクリスマスローズの花色も冴えてくるのではと、一人悦にはいっているところです。

2014年10月26日日曜日

クリスマスローズのスポットはお好きですか?



クリスマスローズの花の魅力の1つにスポットがあります。

一部の方々には、「そばかす」と言われているようですが、そばかすという方々にはある一面スポッ

トの魅力に気がつかないのではと感じます。

もともと原種のオリエンタリス系の花に現れているスポットですが、育種の途上で以外と捨て去られ

ていたこともあるようです。

クリスマスローズにも流行廃れがあり、最近はピコティ、10数年ほど前にはピコティなどそうやたら

と見ることも出来なかったが、最近ではそのピコティが幅をきかせている。

しかしクリスマスローズの特徴の1つ、スポット、見つめれば見つめるほど大きな魅力が湧いてく

る。

霧のように細かなスポットが花弁にちりばめられていたり、また粒が大きくドキッとするようなもの

や、あるいは赤、紫色とみれば見るほどその魅力にはまってくる。

白の地に、あるいはピンクの地に、黄色の地に、はたまた灰グレーの花の中に黒いスポットが。

考えてみると、10年ほど前はスポットのクリスマスローズがたくさん園芸店の棚に並べられていた

が、どうも最近はその傾向も薄れてしまった。

ここらでクリスマスローズのスポットの復活も有りではと植え替えをしながら思うところです。


2014年10月22日水曜日

花弁、雄しべ、ネクタリー、茎 全て赤

 
今年の春、来年の親株として残してきたクリスマスローズのシングル、赤い雄しべを持つ卑弥呼。

育種を開始してから10年ほど過ぎようとしています。

初期の頃は雄しべにだけ興味が湧いていましたが、開始して数年後にたまたま出てくるのでは無く

ある程度の数量を提供できるようになって、この赤シベのハイブリットに卑弥呼と言う名前を付けた

のには訳がある。

日本で流通するクリスマスローズのほとんどはイギリス由来で、かの国の人々、そしてヨーロッパ

圏を中心に作られた感性・美学、それに基づいての育種。

日本を席巻してきているが、日本由来のクリスマスローズがあっても良いのでは、また彼らに気が

つかない日本の美学、それにもとずいたクリスマスローズがあっても良いのではと、、、、。

最初は白・シングルの糸ピコティ、次に翡翠、そして赤いハイブリット卑弥呼、次にニゲルとチベタヌ

スを組み合わせた多花性の絹。

少しでも和の世界を表現できたなら。

http://www.wakaizumi-farm.com/shop/7_333.html

2014年10月20日月曜日

どうすりゃ良いのさ 試作中のクリスマスローズ



歌の文句ではありませんが、「どうすりゃいいのさ、、、、」と言うところを行ったり来たりしています。

ダブルのクリスマスローズに見えますが、実際は澄んだイエローの花弁が退化すると同時に落ち

てしまいますからセミダブルのクリスマスローズとして良いのでしょう。

外側の花弁を赤、内側のセミダブル花弁の部分を黄色に、そう思っていますがどうも「どうすりゃい

いのさ、、、」の歌がやかましい。

もとをただせば、10数年ほど前に来た株を使って出てきている花、新しく来た株より古い時代に日

本にやってきた株の方が様々な可能性が含まれている。

組み合わせ次第で両親の面影は少なくなり、隠されていた個性が子供達に表れてくる。

このクリスマスローズの花にも、そんな気配がする。

片親はこれ。

2014年10月9日木曜日

スポットの入ったクリスマスローズ

10数年前に作ったクリスマスローズです。ホワイトのシングルで、赤いスポットが花弁の中心から外側に拡がる様が最も気に入っているところで、保存していた画像を引っ張り出してきました。

15年、20年間ですと、もっぱらシングルのホワイト・ピンク・赤などが中心だったためか、今ではあまりにも一般的と見なされ歯牙にもかけない方が多いようです。
しかし、スポットの入り方、そのスポットの僅かな違いでクリスマスローズの花の表情が変わってくる。
粒の大きなスポット、細かく霧雨のようなスポット、花火のように広がりを見せるスポット、色も赤・濃い紫・あか紫と様々。

ある程度はクリスマスローズも普及してきましたが、ここらでもう一度今のクリスマスローズが来た頃を思い出してスポットを見直していただきたいと思うのですが。


2014年10月4日土曜日

ありがとうございます 絹 販売予定数 完売しました

先月末より開始していましたクリスマスローズハイブリッド、絹の販売もネットショップにある一苗をもって終了いたします。

ありがとうございました。

明年、二月頃より開花株の販売を開始いたします。

2014年10月1日水曜日

クリスマスローズ 絹の育て方  その1


ニゲルとチベタヌスを交配組み合わせたハイブリッドの絹。
上の写真は、今年度の秋に販売している絹の苗、発芽は昨年の2月頃から始まり3月下旬頃に75ミリのポットに植え替えし、1年後の2月頃に11.5ミリのポットに植え替えしてきています。
成長の具合によっては、其れの前後に植え替えしていますが、植え替え時にはほんの僅かしか
ポットを緩めていません。
当然のこと、根には一切手を触れずの仕事です。

 
この写真は一年ほど早く発芽してきている絹で、今年の春、新葉が発生してくる頃に11.5ミリのポットから12センチポットへの植え替え。
ポットを緩めてから半年程度ですが株の大きさは見違えるように大きくなっています。
生育の良い株の根本には現在、花芽と思われる粒が見られるもの有ります。
 
ネットショップと直売で多くの方に絹をお求めいただきましたが、幾人からの問い合わせで暮れから正月に旅行をするため管理が行き届かないことが出てきそうで、その場合どうしたらとの質問などがありました。
 
もし出来るなら、寒さがきつくなるまでに現在のビニールポットから駄温鉢の5号に植え替えをお勧めいたします。
少しばかり鉢が大きく感じられると思いますが、プラスチックやビニールポットと異なり、鉢の周囲から水の蒸散もありますので根腐れなどの心配も少なくなります。
 
施肥等は植え替え後、1週間位すぎた頃から使い慣れたものを与え始めると良いでしょう。
チベタヌスの血を引いていますが、草や根の勢いは旺盛ですので施肥のタイミングを守ればなんら難しいこともありません。
 
少なくとも今から2年後の2月頃には淡い、そして絹の質感を持った綺麗な絹の花をお楽しみいただけるかと思います。
 
 
この絹の花は2008年に咲いてきた花の写真ですが、雌しべの先端が赤く染まっています。
絹の一つの特徴として和紙のような花肌を楽しんでいただければと思います。