初夏のような気温が心地よい日が続きますね。
クリスマスローズの種莢も大きくなって莢の中に種が作られているのが、指を触れると解るようになってそろそろ種が零れないようにと袋かけの準備。
種を採るための花粉付けは2月から3月始め頃に集中しますが、中には莢が膨らまないものも出てきます。
それはいくつかの原因があります。
一つ、雄しべは熟していて花粉を出していても雌しべが熟していないときに花粉付けをした場合。
自家受粉を避けるために早めに行ったときにおきてきます。
他の花は膨らんできても、花粉の根が子房に届かないために受精しないで居る場合。
それとは別に、想像妊娠とでも言うようなことも出てきます。
種莢は膨らんできているのに、指で摘んでみると莢がつぶれてしまう。
最近ではほとんど聴くことはありませんが、10年以上前にオーストラリア系のダブルにそんなことが有った記憶があります。
上の画像はクロアチカスダブル。
一つの莢に種の数は3~5粒。
ハイブリッドや原種のニゲルと比べると非常に少なく効率は悪くなります。
これは無茎種の原種によく見られる現象です。
クリスマスローズの花が咲いているときには殺虫剤や殺菌剤を撒くときは稀で、花が終わって種莢が膨らんでくる頃から散布を開始します。
殺虫剤を散布して数日すると下の画像に見える黒いシミ。
薬害です。
農薬を薄くして使ってもおきてしまいますが、すでに花は終わってしまっていますのでおおきな害にはなりません。
ただ経験の少ない方だとブラックデスと間違えやすくなってしまいます。
注意が必要ですね。
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