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2017年9月24日日曜日

クリスマスローズにダニ発生注意報

しばらく温和しくしていたダニ君が暴れ始めました。

ダニなんてどおってこと無いよと言う方も居るかも知れませんが、ダニの恐怖に襲われなければ解らないところが困ったところです。

クリスマスローズのシーズン時、植え替えなどに気を取られている隙にダニが蔓延して葉をぼろぼろにされ枯らしてしまったりブラックデスなどのウィルス病を媒介させてしまうことがあります。

 クリスマスローズに着くダニは3月半ば頃から12月始め頃まで発生します。

暑い夏で空気の乾燥しているときに発生すると本などで書かれているようですが、これは実際の所誤りで経験の少ない方が書いているのではと感じます。

春先からダニが発生しやすいニゲルや、その交配種の葉を毎日見回っていますが数週間見ないで安心していると、いつの間にかクリスマスローズの葉が広がる部分などに巣を作ってその周りの葉の上を歩き回っています。
一匹や二匹なら指で潰してしまえばそれで解決となりますが、このダニ君、そう簡単には問屋が卸しません。
一匹見つけたら、即座にダニ剤の散布。
ダニ剤散布で注意することは、ダニ剤は成虫、幼虫、卵と殺虫効果が異なりますので、まずはねんちゃく君。
このねんちゃく君は科学的に合成されたダニ剤ではなくジャガイモなどのデンプンを主材料として作られていますのでいつでも何回でも散布できることが特徴です。

同時にねんちゃく君を散布されたクリスマスローズの葉をよく見てください。

通常の葉色とは別にクリスマスローズの葉の表面に小さな水を湿らせたようなシミが見られます。
確実なことではありませんがダニに吸汁された痕ではと思われます。
ダニの殺し方はダニの体に纏い付き呼吸が出来なくなり死んでしまうので自然に優しいダニ剤です。

しかし自然に優しいとは言ってみても、成虫のみに効果があり卵や卵から孵ったばかりの幼虫にはそれほど効果が無いところが残念なところです。

他のダニ剤との併用で効果が現れます。


一般の方でも使いやすく販売している瓶の量も少ないダニ剤はコテツ バロック アファームなどがお勧めです。

卵だけで無く幼虫成虫も同時に退治します。

同時にダニだけで無くスリップスなどの害虫にも効果がありますので一石二鳥ですね。

 但し、希釈量が2000倍と極薄く作らなければなりませんのでスポイトなどでしっかり量をはかって散布していただくと良いと思っています。

散布方法は葉の表面だけに散布するだけでなく葉の裏側やクリスマスローズを栽培しているところの他の植物にも。

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