アゥグチフォリウスの種採取を開始しています。クリスマスローズの種類の中では最も大きく育ちますが、いまいち人気の盛り上がらない種類です。
花の色は緑、茎のある有茎種で派手さが無いのが原因かと思いますが、一般に安価でホームセンターで苗が売られていることも一つの原因かも知れません。
しかし無茎種のハイブリッドには無い魅力を備えていることはあまり知られていません。
このアゥグチフォリウスは二つの魅力があります。
一つはボーダーの花壇に植え込まれると無茎種のクリスマスローズには無い存在感を見せてくれ、またもう一つは房状に広がる緑の花、これがセンス豊かなテクニシャンの花屋さんにもてはやされます。
単に花束を作るのではなく、アレンジの素材として。
数年ほど前に花の卸問屋の方が4月も半ばを過ぎて訪ねてきたことがあります。
結婚式の会場飾りに緑のクリスマスローズを所望したお客様が居て、クリスマスローズがこよなく好きで、それも緑の花をブーケに使いたいとのこと。
その頃はクリスマスローズの花も終わりを告げて、アゥグチフオリウスだけが庭の片隅で種を採られるのを待っている。
種さやは膨らんでいてほぼ花は終わりと言う具合でしたので差し上げられませんでしたが、聞くところによるとアゥグチフオリウスの切り花は市場でここだわりのアーティスト達につかわれているそうで、市場の価格もだいぶよろしいみたいです。
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