蕾が膨らんできた今日の四川省、実生チベタヌスの蕾です。
辺境、チベットの山中で再発見されてしばらくたちますが日本でも若干ですが密かに作られています。
山取されて小分けし輸入したチベタヌスの蕾付きの苗は、根が切られているためと日本の夏、高温多湿の環境では栽培は非常に難しいとされています。
過去、数十株輸入したチベタヌスを栽培しましたが、ほぼ全滅と言っても良いほどの結果で数株だけがかろうじて残っているだけです。
輸入され販売されているチベタヌスは中国甘粛省あたりの山取と思われますが、この蕾のチベタヌスは四川省の産。
国内で実生されているだけあって根は切られることも無く、毎年若干の鉢ゆるめではル先には淡いピンク色の花を見せてくれていて、ちょうどこの時期から蕾が大きくなってきます。
クリスマスローズのハイブリッドですと日本のほぼ全域で栽培が可能です。
経験上、チベタヌスは実際のところ鉢土の温度をいかに下げるかで腐らせてしまうか健康に育てられるかが決まりそうです。
輸入されたチベタヌスは根洗いされているため根の隙間にいかに用土を詰め込めるかでその後の成長にも大きな変化が現れてきます。
四川にしても甘粛省にしても、関東などの平地では難しくても長野や群馬などの、夏の日中、高温になったとしても夜温が下がる地方では楽に庭先で栽培が可能かと思います。
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