クリスマスローズの育種では奇跡と言っても良いかもしれません。
ニゲルはヨーロッパ、チベタヌスは中国、地域的にもかなり離れている原種同士の交配種となると、たぶん遺伝状の因子もかなり離れているものでは無いでしょうか。
そんなクリスマスローズのハイブリッドですのでメンデルさんはそれほど訳にはたたなかった感じで、オリエンタリスやトルカータスなどの原種を使ってのように上手くはいきませんでした。
秋も深まり、今日みたいに木枯らし一番が吹く頃になると、それまでは密かに土の中で育んできた蕾が俄然大きくなってきます。
毎日、開花予定の絹を見ているとそれがハッキリと解ります。
経験上、絹の開花は2月の15日。
しかし、個体によって、それまでの栽培条件や気象条件によっても前後3週間ほどかかっています。
この画像の絹は実生発芽から7年目を迎え、中心は盤根状となって蕾は株の周囲に広がっています。
大きく育っている蕾は土の表面に現れていますが、残っている葉茎の下にも小さな蕾が隠されています。
今は小さな蕾ですがあと3ヶ月。
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