2015年9月17日木曜日
秋 クリスマスローズ 絹の植え替え
みなさまの元にお届けしたクリスマスローズのハイブリッド絹の苗です。
左側は一昨年の春に発芽してから数度の植え替えをし、数日前に4号のポットから5号のプラ鉢に植え替えした苗。
植え替えしながら絹の軸元を見ると、小さな小さな米粒のような花芽を見せてくれるものも幾つかありました。
根を傷つけるのは御法度ですので、4・5号のポットからそっと抜き出し、事前に用意し水を含ませた用土を好き混んでいま す。
微妙な時期ですので、根には一切触らず、水をかけての根洗などはもってのほか。
赤子を抱きかかえる感じでのお仕事を済ませました。
数日後、秘密の有機肥料を鉢の周りに与えています。
有機肥料は気温が下がってくると効果が無くなってしまいますので、今が最適の時期、 右側の苗は葉色も悪くなってきています。
12月の声を聞くころには黄色くなってくるでしょうが、左側の苗は緑そのもの、環境によって変わってきますが、右側の苗は 落葉と言う言葉より、むしろ次の、春の葉を伸ばすために力を根に送っている。
そんな感じですね。
この絹に限らず植物を育てている環境にかなり左右される、それも中国のチベット地方、そしてアルプス山脈を故郷とし ているニゲル、この二つの異次元の夫婦ですから、個性は限りなく変わってくる。人間の欲望には自分たちは関係ないとでも 言うように面白い姿をさらけ出してくれる。
一つ二つを見ている限りでは解らない部分をタップリと見せてくれる。
それが面白いのですが、人間だけで無く育つ環境によって様々な姿を見せてくれる。
一筋縄ではいかないのが植物の世界。
欲に駆られた人間を技笑うように、またクリスマスローズと自然の会話が出来れば至福の時間を人に与えてくれる。
それは一年後か、それとも二年後か。
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