2021年4月初めにクリスマスローズの中で栽培が最も困難といわれるチベタヌスを庭に植えこんだ。
これまで実生と中国からの山取り輸入苗を含めて50株は枯らしていた。
オリジナルの絹を作るにはチベタヌスは絶対に5~7株は手元で育てなければならない。
チベタヌスを枯らす原因、夏の高温多湿の手本のような東京。涼しい環境を好むチベタヌスにとっては死刑の宣告を受けるようなもの。
用土を変えても栽培する鉢を変えても置き場所を変えても二か月間は摂氏35度を超えるような気温、夜温も25度を下回る日も少ない。
ではどうすればよいのか。
鉢の温度を低くするにはいくつかの方法があるが根の負担はかなりのもの。
要は人間の手を離れ地球に面倒を見てもらえばよい。
地植え。
他のクリスマスローズを見ても鉢植えより地植えの方が花色も奇麗に発色し形も素晴らしいものになる。
そして土を掘り起こしてみると表面は白く乾いていても中は湿っている。チベタヌスにとっての環境は鉢とは比べものにならないほど良い。
庭に植えこんで約10か月後のチベタヌス、全て新芽を伸ばし中には蕾を膨らませて淡いピンクの花を今にも咲かせようとしている。
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