クリスマスローズの植え替えシーズンまっただ中の10月25日に、実生から3年ほど過ぎたハイブリッドの開花株を植え替えした後の根の様子です。
6号のプラスチックの鉢に入ってすでに1年。
根の張りは十分。
植え替え時には根を若干ほぐして付いていた用土も軽く落としています。
通常、クリスマスローズを植え替えしたとしても、その後の根の様子などはほとんどわかりません。
たぶん、根が発生しているんだろう、、、、その程度が一般的ではと思いますが、実際その後の根はどうなっているんだろうかと資料制作のために抜き出してみました。
鉢を6号から8号に。
僅か3日で、新しい白根がたくさん発生しているのが画像から解るかと思います。
新しい根は先端からというより長く伸びた根の途中から多く発生しているのが解ります。
白根の脇には根毛が見られます。
クリスマスローズの植え替え作業は通常、日光の当たらない日陰で行うのが正しく、季節を問わずに直射日光が当たる場所で行いますと、植え替え前に発生していた白根を乾かしてしまいます。
なおのこと命綱ともいう根毛さえも乾かしてしまい株にダメージを与えてしまいます。
鉢土を剥がして根を水などで洗いますと、根毛は剥がれてしまい、ほぐした根の中心に用土を鋤き込むこともままならなくなってしまいますので注意が必要になります。
強健な植物として知られているクリスマスローズでも、根の扱いには十分に注意し施肥はもちろん灌水も植物の生理をうまく利用すると良いのかも知れません。
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