通常、発芽から早くても4年、その時間を過ごさないと花芽が現れてこない経験でしたが、2週間ほど前に4.5号のビニールポットから6号の鉢に植え替えた苗の株元には花芽が現れています。
販売した絹の苗の中には、かなりの確率で蕾が見られるものも多い感じですが、その後の扱いには若干工夫がいります。
まず、必ず株元を用土で隠す。
絹の株元には新しく発生してくる白根が見られます。
この白根を確実に用土の下に誘導する。それができないと絹は十分な生育ができなくなります。
下の方に伸びた根だけが鉢底をサークリングするだけです。
そして肥料、クリスマスローズ絹はタクト社のバイオゴールドを使っています。
一般に高価な肥料として知られていますが価格に見合う栽培成果は、実際に使って実証されています。
そしてバイオゴールド。
植え替え後、1週間ほどしてから鉢の隅に、6号の鉢でしたら15~18粒乗せるようにしていますが、ここで注意しなければならないこと花芽の側には絶対に置かないこと。
どのような肥料でも言われますが肥料を置く場所は鉢の隅に。
これから翌年の初夏までは十分な日光を与えることはもちろんで、暮れ頃には今は小さな花芽でも太ってきます。
そして、いよいよ花が咲く季節、これはその年の気温によって変化してきますが東京近辺で2月10頃。
初花の頃、もし花芽と解ったのがいくつもあったなら1つだけ咲かせるようにして後の蕾は切り取ることをおすすめします。
初花は株が十分に育っていないうちに数多くの花を咲かせてしまうと株の体力を消耗させてしまいます。
そうするとその後の生育に悪影響を与えたり、翌年のはなめが十分につかないという現象に陥ってしまいます。
クリスマスローズ絹は強健種と言っても花が咲く最初の春は注意が必要になってきます。
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