クリスマスローズの種採取の準備を開始しました。
例年、2月頃から始まる育種親の花粉着け、そして販売するクリスマスローズの花粉付けをしていきます。
単に花粉を雌しべに着ければ良いのですが、4~5代ほど過ぎたクリスマスローズを系統立てて花粉付けを行っていきますとほぼ目的通りの花が咲いてくるのが解ります。
画像はシングルの卑弥呼で、すでに3代目を過ぎて4代目の親株を種取に使っていますので、これから3年後に咲いてくる花はほぼ間違いなく卑弥呼の様相を表してくれます。
同時に卑弥呼の開花時期の調節を3~4年ほど前から行っています。
管理温度を調節すれば開花時期を変える事は出来ます。
しかしお客様の基に届いてからの翌年は開花の時期も変わってきてしまったり、花色の変異などを見せてしまいますので時間はかかっても育種をしなければなりません。
一部の苗は友人のところに行って花が咲いて切っているようですが数年後からの卑弥呼は早咲きから若干遅く咲いてきてくれるものと思います。
昨日から花粉を着けられて種さやが大きくなった株の袋かけを開始しました。
仕事の方法は茶袋で花を包みホチキスで留めるだけ。
簡単な作業で面倒は罹りません。
これを怠るとせっかく花粉付けを行ってクリスマスローズの種が実っても種さやがはじけると種はどこかに行ってしまいます。
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