一年草のように種を播けば数日で発芽する植物で無いのが宿根草クリスマスローズ。
一定の時期、湿度を保った状態での高温期と低温期を過ごさないと発根はもちろん発芽さえもしない、温度処理の途中で種を皺が出てしまうような乾燥状態を繰り返してしまうと当然発芽はしないで、その後どう上手くやっても発芽そのものは一年遅れになってしまう。
通常の種まきは5月末から6月にかけて鉢の中に保存するのだが、実際のこと何時までに種を播けば問題なく発芽するかのテストはしていなかった。
6年ほど前、イギリスのマックルーィンさんから来たクリスマスローズの原種は発芽した。
8月の末に到着したので、そのまま水を吸わせないで鉢に直まきしたところ全く問題なく発芽したが、しいながかなり混じっていたためいつもと違って半数近くは発芽しないで腐ってしまったことを覚えている。
今回は種の採種後、室内で乾燥させたまま保存していたクリスマスローズの種3種。
ニゲルとチベタヌスの交配種絹とクロアチクスのダブル、それとマックルーィンさんから来たクロアチクスの採種種子。
5号の鉢に種子の数は約50粒。
このまま、通常だと来年の2月に入った頃に表土を押しのけて双葉が顔を出すのだが、その期間は6ヶ月近く。
よほど注意をしないと、双葉を出す頃には鉢の表面をゼニゴケが覆ってしまいかねない。
それを防ぐために鉢の表面を銀紙で覆ってしまう。
こうすると土の表面にゼニゴケの胞子は飛び込んでこないし、日光が当たらないでいるためゼニゴケの被害から逃れることが出来る。
ただし、ゼニゴケが発生するのを防ぐことは出来ても、このまま放置しておくと当然土は乾燥してしまい発芽できなくなってしまうため、週に一回程度は銀紙を外して確認しないといけないが。
0 件のコメント:
コメントを投稿